I♥Red Eyes -ドールアイレポート-その4

ドール赤アイレポート、第4回は海外製の「ハンドメイドグラスアイ」です。
キャストドールの海外メーカーといえば韓国、中国などの東アジアが主流ですが、
海外製のハンドメイド品のグラスアイといえばヨーロッパが有名。
元々はフランス人形のイメージにあるようなビスクドールの為に作っていたものと思われます。
そのせいか、はめるとビスク風というか、ヨーロッパ風というか、いかにもお人形！な雰囲気になるのが個人的には気に入っています。老舗の職人さんが作っているのですごく綺麗です。

今回はメジャーな2社を紹介します。

イギリス製　ＨＧＣ（ハンドグラスクラフト）



虹彩線がビシっと均等に入っているのが特徴、とにかく細かい。
他、もじゃもじゃした虹彩のタイプのものもあり、ドームの高さにも種類があります。
これはドールイベントで輸入販売をしている方から買った物ですが、
「Leeke」さんなど海外ドールメーカーさんが代理受注をしてくれていたり（今はやってるのかな？？）
国内ドールセレクトショップの「DOLKS」さんが取り扱ってくれてたりします。



装着するとこんな感じ、「Plum」と言う色です。



予告〜に載せた写真がこのアイを付けた時の物ですね。


次は、ドイツ製　Kanis Augen（通称カニスアイ）



吹きガラス型のブロウアイと呼ばれるタイプのものです。
白目部分が空洞になっていてちょうど電球のような形になっています。
これに対して、今まで紹介して来た物は文鎮型、ペーパーウェイトというタイプになります。
日本ではペーパーウェイトが主流なので普段気にしませんが、海外のグラスアイはこの２つのタイプがあるので購入する時には気をつけましょう。



これはカニスの中でもアートアイという特別色カテゴリーの「Red」
他にアイリスリムという種類の虹彩の色が外側と内側で2色になっているグリーン系の物も持っているのですが、カニスアイを使うとどれも何故かミステリアスな雰囲気になるので好きです。

日本ではドールアイの善し悪しとして「追視するか否か」と言う基準があるのですが、ブロウアイのカニスアイはドームが低く瞳孔も深くは作れないためあまり追視はしません。（追視についてはまた別記事で）
そのためか人形っぽさは強調されます。

追視はしないものの、綺麗でお気に入りのアイなので、お迎え時から現在まで鎖炎のデフォルトアイとして愛用しています。



カニスアイは以前は「Leeke」さんで取り扱っていたので取り寄せしたのですが、今は商品の扱いがないみたいです。
検索したら海外のドールサプライショップ「Cool Cat」さんでの取り扱いを見つけました。


他、持っていませんがドイツ製のLauschaer（ラウシャ）のアイなどがあります。
以上の海外ドールアイを手に入れるためには、直接通販（送料を浮かせるため友人知人とまとめてやる方が多いです。）もしくは取り扱っているドールショップで購入となります。
また、イベントで輸入販売をしている方もおられるので探してみるといいかもしれません。
＊輸入販売をしているディーラー様「LUCERE」＊


海外製のグラスアイの特徴は色が澄んでいて虹彩線がすごく綺麗ということ。
正直、グラスアイ単体をずーっと眺めて悦に浸れます。すごい綺麗！綺麗！
あまりに綺麗なのでドールに使用すると高貴で近寄りがたい印象になる気がします。

逆に少し難ありのグラスアイの方がはめるとイキイキした表情になる事もあるので、どの子にどのアイを選ぶかはオーナー次第。ドールアイは奥が深いです。